2024-01-01から1年間の記事一覧
※映画『トイ・ストーリー4』(2019年)と『トイ・ストーリー』シリーズ作品のネタバレを含みます。 続きです。前編 → 僕はなぜ『トイ4』が好きなのか?【前編】 #随筆 #自己探求 - 裏切りのサーモン 死の受容、対象喪失、"有害なオモチャらしさ"。いまウッディ…
※映画『トイ・ストーリー4』(2019年)と『トイ・ストーリー』シリーズ作品のネタバレを含みます。 まえがき 人気のない映画である。愛されていない。でも僕は大好きだ。ものすごく逆風を感じながらも、本作への愛を捨てることができない。ここまでくると「な…
※本記事には、映画『ヴェノム』(2018年)と、その続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)のネタバレがふんだんに含まれています。というかそれしかないです。上記2作をご鑑賞の上、最新作『ザ・ラストダンス』を観る前の振り返りとして閲…
前編 → "地獄男映画"愛好家の地獄めぐり備忘録【前編】 - 裏切りのサーモン 改めて言っておきたいこと。それは、トキシック・マスキュリニティ(有害な男らしさ)について論じることは、男らしくあることそのものや、男性であること自体を非難するものではない…
ようこそ「地獄」へ! というのは、大分県別府市の観光名所として有名な「べっぷ地獄めぐり」の公式サイトにアクセスすると、いの一番にデカデカと表示される一文である。 別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合) (別府地獄組合) ← かっけぇ。 べっぷ地獄め…
(C)2024 20th Century Studios / (C) and TM 2024 MARVEL. 当然ながら『デッドプール&ウルヴァリン』(以下D&W)のネタバレまみれです。 あと、色んなアメコミ映画を褒めたり貶したりしているので、読んでて嫌な気持ちになるかもしれません。 目的 いきなり疑…
※これから紹介する全ての作品に、性的マイノリティの人物が登場します。登場すること自体が大きなネタバレとなるような作品群ではない……と僕は思うのですが、そうは思わない人たちもいると思うので、気になる方はここで引き返すことをオススメします。一応、…
※本記事は、ディズニープラスにて配信中のアニメ『X-MEN '97』をまだご覧になっていない方へ向けて書かれた推薦文です。できる限り、ネタバレを含まないよう心がけています。 来たれ、X-MENの世界へ! あなたはX-MENをご存じだろうか? wikiには、マーベル・…
※本記事はアニメ『X-MEN '97』のネタバレを含みますが、あまりネタバレを気にしないという方であれば、読んでから本編を視聴しても問題ないと思います。 ※あと、話の流れで何作かの国民的アニメを批判しています。何かを批判する内容を読みたくない方はご注…
まえがき 映画『裏切りのサーカス』は、出演している俳優陣が豪華であることや、高い評価を受けていることなどから、人から勧められることの多い作品です(その主犯は僕かもしれませんが)。しかし、本作のストーリーはやや難解であり、一度の鑑賞で全てを把握…
※アニメ『勇気爆発バーンブレイバーン』最終話までのネタバレを含みます。 語り(ナラティブ)とは? 物語には、語り手と聞き手が存在する。多くの場合、前者は作者で後者は読者(観客)だ。他方、作中の登場人物が自ら語る、一人称の小説もある。その場合、語り…
SSUをご存じか? ご存じの方に向けた記事だが、念のため再確認をしておこう。耳にタコだ、という方は次の見出しへ。 ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースは、コロンビア・ピクチャーズがマーベル・エンターテインメントと共同で製作するスーパーヒーロー映…
まえがき みて! 記事の名はマグニフィ考(こう) トラウマ抱えた哀れな王 稲妻操り目からビーム! ウソウソ! ただの冗談よ 弱く愚かしい 孤独な王様 ……さて、本記事は映画『ウィッシュ』について、何かしら明確な答えを提示するようなものではありません。私…